上型と下型を組み、その中心に中子を納めて
 湯が注がれるのを待ちます。

約1500度に溶かした銑鉄(せんてつ)の湯を
     キューポラから受け取ります。       この時に湯の表面が動いているさまを    「湯が走る」といい最高の状態を意味します。

湯の入ったとろべ(柄杓)には
   藁(わら)
灰を入れて不純物の流出と    湯温の低下を防ぎます。

キューポラの湯口を棒で止めて、
いよいよ湯入れです。


下型の湯口から一気に湯を流し込みます。
緊張の一瞬です。

注がれた湯はガスを発生し
強い力で鋳型を内側から押し上げます。
型が跳ね飛ばされないないように
 体重をかけてしっかり押さえます。

 

 

 

黄色が湯が入ったところです

 

 

中のお湯が固まった頃を見計らい
湯口の余分な湯を捨てます。
 

下型を外すと
釜が真っ赤なまま露出してきます。

  出来たばかりの釜は銀色に輝いて見えます。
       鉄本来の色です。        
 
 型枠から外した燗鍋の型境の
 バリを落としているところです。
その後ヤスリ、鏨(たがね)、布ペーパーをかけ
きめの細かい金属肌に仕上げます
一晩置いた釜を炭火で高温に焼き上げ
 酸化皮膜を表面に作り錆びを防ぎます。


再度火熱を加えつつ、みご刷毛で
 本漆(うるし)を何度も塗って着色します。
最後にオハグロとお茶で釜の表面を掃きあげ
色を落ちつかせます。

こうしてようやく完成です。

 

 

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